痛みの原因は他にある
もみほぐしは意味がない
腰痛・肩こり・生理痛・頭痛と、体に感じる痛みは様々ですが、すでに慢性化した痛みは「治らないもの」として、治療を諦めていないでしょうか。
いくら揉んでも、いくらリンパを流してもよくならないのには、別の理由があるからかもしれません。
あなたの痛みはどこに原因があると思いますか?
そもそも「鍼灸治療って何?」と疑問に思っている方は、こちらの記事をご覧ください。
鍼灸っていったい何なのか。痛みや熱、刺した時の感覚をご紹介。線維化した筋肉を刺すとジャリジャリいうよ。
同じ姿勢でいると筋肉が緊張し続けるので、疲労物質が溜まります。
また伸びた筋肉は伸びっぱなし、縮んだ筋肉は縮みっぱなしになるため、動かすと痛むだけではなく、動かさなくても痛みが生じます。
体が冷えると熱を逃がさないようにと、血管が収縮します。すると、血液の流れが悪くなります。
その結果、栄養を運べなくなったり、溜まった老廃物を流せなくなるため、体はどんどん汚れて活きが悪くなります。
不要な老廃物が神経を刺激したり、動きたいのに栄養がなく動かせない状況で無理やり動かしていると、痛みとして体が危険信号を発します。
紙で指を切ってしまったときに痛みが生じるように、肩こりや腰痛も、筋肉そのものが傷ついている場合があります。
筋肉痛は「乳酸がたまっているから」と考えられてきましたが、近年は筋肉そのものが傷ついて起こる痛みではないかという研究が進んでいます。
体から出た痛み信号を脳が認識することで「痛み」は生じます。ところが、脳内の痛みを感じる部分で異常が起きると、本来は痛みは存在しないのに「痛い」と勘違いして、架空の痛みで悩むようになってしまいます。
体の表面からもみほぐしただけでは、奥の方にある筋肉に刺激が届きません。
また、深い位置を刺激しようと強くもみほぐすと、傷んでいなかった表面の筋肉が傷ついて、余計に痛みを生じます。
痛みがあるのは腰だとしても、原因は太ももの裏の筋肉の場合があります。
そして太ももの裏の筋肉を固めているのは、スネの筋肉や、足首の硬さの可能性もあります。
痛みを治すためには、痛い箇所とは離れた部分を改善させる必要があります。
一部をもみほぐして血行を良くしたところで、その先の血行が悪くなっていては老廃物は流れて行きません。
血液は全身を巡っているため、血行を良くするには、全身の血流状態が改善される必要があります。
一部を揉んで血行が改善されたところで、すぐに元に戻ってしまいます。
紙で切ってしまった傷口を揉んでもよくなりません。傷口がふさがるように安静にしているはずです。
筋肉そのものが細かく傷ついている場合は、その筋肉は動かさずに安静にする必要があるし、熱を帯びて延焼している場合には、まずは冷やさなくてはなりません。
普通は温めて治すのが基本なのに、冷やさなくてはならない場合もあるので厄介です。
痛む期間の長い慢性痛の場合は、脳で痛みの過剰処理が起きていると考えられます。
ずーっと痛み信号を受け取ってきたから、「ずーっと痛いものだ!」と脳が思い込んで、痛み刺激は届いていないのに痛いと認識することがあります。
また、脳に届いた痛み信号は1だけなのに、いつも通り10の痛み信号を受けっとったと誤作動を起こしている場合もあります。
とまぁ、通常考えられるのは上記のようなアドバイスになります。
が、それができれば苦労はしないし、それができないからもみほぐしをしているんですよね。
そういう方におすすめなのは鍼灸治療です。
何を隠そう、私自身、忙しさとか他のことを優先するあまり、自分の体のメンテナンスに割ける気力と体力はゼロです。
毎日忙しいので、「ストレッチする時間があるなら寝たいし、なんならお風呂さえ面倒なのに足首回しなんかできるかい!!」と思っています。
そこで通い始めたのがリンパマッサージです。リンパマッサージは気持ちが良くて最高です。でも、それだけ。体は軽くなるけれど、すぐに戻ってしまうし、筋肉が柔らかくなるという実感はあまりありませんでした。
今は鍼灸治療を定期的に受けていて、人に癒してもらっています。
体が軽くなるし、筋肉は動くようになるし、美容も手に入るし、免疫力も上がります。1か月期間が開くと、背骨が固まってしまって動けずに苦しくなるし、夜あおむけで寝られなくなるので、鍼灸だけは一生受けます。楽だし。
やっぱり、人に癒してもらうのって大事です。気持ちいいし、他の事をさらに頑張れるようになるから。
なぜもみほぐしても痛みが良くならないのか理解して、自分に合った解消方法を見つけてくださいね。
鍼灸治療を受けて、ストレッチできる体と気力を取り戻してから、一般的な解消方法を試してみるのがおすすめですよ。
相模原お住まいの方でしたら、健美鍼灸メルベイルでお会いできるのを楽しみにしています。
あなたの体は良くなります。一緒に改善していきましょう。大丈夫ですよ。