腰が痛い原因は脳にある。慢性痛には鍼灸治療。

腰痛・肩こり・生理痛・頭痛と、体に感じる痛みは様々ですが、すでに慢性化した痛みは「治らないもの」として、治療を諦めていませんか?

いくら揉んでも、いくらリンパを流してもよくならないのには、脳の誤作動かもしれません。

脳の異常にアプローチする方法、思いつきますか?

痛みはなぜ起こるのか

痛みのメカニズムを知りたい方は、まずはこちらの記事をご覧ください。

もみほぐしても良くならない

腰を揉んでも良くならない理由~痛みのメカニズム~

痛み解消のために頑張って揉むのは逆効果。痛みの原因を知ることから始めよう。

長引く痛みは脳の錯覚

長引く痛みを「慢性痛」といいます。これは痛みがずーと続いている状態です。

逆に「急性痛」は筋肉痛やぎっくり腰の痛みを指し、痛むきっかけがあります。

慢性痛は急性痛のように痛みのきっかけはなく、気づいたらずーっと痛いとか、急性痛が完治せずに痛みが続いていることが多いです。

痛くないのに痛いと脳が思い込んでいる

指を紙で切ってしまったときのように、組織破壊が起こると、痛みを伝える物質が放出され、その物質の刺激が脳に伝わり「痛み」になります。

脳は痛み物質を長く感じ続けたりストレスが多い状態が続いたり、神経の走行が似ている部分で痛みを感じていたりすると、誤作動を引き起こします。

脳の異常による痛みの特徴

  • 痛いところがピンポイントで示せない
  • 痛いところの範囲が広い
  • ちょっとの刺激で痛みを感じる
  • 不眠などの症状がある
  • 天気で悪化することがある
  • 気分の変化で痛みが悪化することがある
  • ストレスを感じることが多い
  • 我慢していることが多い

脳の支配領域

ホムンクペンフィールドのホムンクルスをご存じでしょうか。

これは、脳が支配している体の量を目視化できるようにした人型の絵ですので、気になる方は調べてみてくださいね。

このホムンクルスで何がわかるかというと人間の脳は「口、手、足、目、耳」を重点的に支配していて、背中やおしりには神経を使っていないということです。

つまり、唇・舌・手・足はとても敏感にできていて、口に入れたり触ったりすればすぐにモノの形が分かったり、小さな刺激でも感知できますが、おしりは鈍感なので、多少の刺激ではびくともしません。

慢性痛の治療方法

脳への刺激方法

そもそも脳は頭の中にある組織で、外科手術でも高度なテクニックを要する大切な臓器です。

よって、鍼では接触ることはもってのほか、香りや感情の動き、体に触れるといったように、間接的に刺激を加えることしかできません。

敏感な分野を刺激すれば脳を刺激できる

鍼灸では手や足などの神経が多いところを刺激し、脳を刺激して慢性痛を取っていきます。

慢性痛の取り方

  • 合谷などの手に鍼をする
  • 足三里などの足に鍼をする
  • 電気刺激を与えて神経疎通を正常化する

経絡を利用する

鍼灸の大きな特徴として大変おもしろいのは、経絡を流すことでも慢性痛が取れるという点です。

体には経絡という気の流れる線路のようなものが走っています。

神経の走行とは別次元の話であり、気のつまりや悪い血液によって血の流れが悪くなっているのを解消して、痛みを取り除きます。

インスタの方で簡単に説明をしているので、興味がある方はこちらからご覧ください。

治療期間

およそ1か月ほど(2回以上/週)の治療院をかさねることで、慢性痛が改善してきます

手足に一定の刺激を加えると、刺激されている・されていないという正常な判断が脳で行われるため、痛みの過剰処理が正常化されていくからです。

また痛み部分を走行する経絡の流れが改善され、原因となっていた陰陽のバランスが整ったからです。

まとめ

ストレッチをしても、筋トレをしても、なかなか治らない慢性痛。

手足を刺激して、脳を正常化していく必要があるからかもしれません。

姿勢の改善だけでなく、脳の誤作動を鎮めることで慢性痛は改善できますから、ストレスの多い方、腰の痛みや肩の痛みはあるけれど、ここが痛い!とピンポイントで指させない方は、慢性痛の可能性が高いので鍼灸院へご相談ください。

相模原お住まいの方でしたら、健美鍼灸メルベイルでお会いできるのを楽しみにしています。

あなたの体は良くなります。一緒に改善していきましょう。大丈夫ですよ。