ズボラでもアンチエイジング、見た目が若い人の秘密は血管にあり

当店、健美鍼灸メルベイルは健康的に美しく生きることをモットーに鍼灸治療を提供しており、高い美容化粧品を使わなくとも、健康的に楽しく生活することで、おのずと内側から輝ける女性になれる一例をブログにしました。

健康を意識しただけではなかなか血管のケアはできないので、ぜひ具体的な方法を知って、生活に取り込んでみてほしいと思います。

いつまでも見た目を若々しく保つために、アンチエイジングを意識するあなたには、この記事にある血管をきれいにする生活がおすすめです。

なぜ血管が美しさを保つカギなのか

血管が若い人の特徴

  • 見た目年齢-10歳
  • 肌ツヤがいい
  • 顔のしわやクマが少ない
  • 脳の老化が70%遅い
  • 心筋梗塞になりにくい
  • 高血圧とは無縁
  • 80代でも働けている

血管が柔らかい人と硬い人では、見た目年齢の差が顕著であることがわかっています。

血管年齢を専門の機械を使って調べたときに、実年齢よりも6歳プラスの血管を持っている人は老けて見えますので、興味のある方はお試しください。(確か橋本のアリオには血管年齢を測る装置があったな。)

血管は代謝に関わる

体中にかけめぐらされた血管を集めて一本にしたとき、およそ10万Km(地球2周半)の長さになると言われています。

この長い血管たちは血液を通していて、体中の細胞に必要な酸素や栄養を届けているわけです。そして、忘れがちなのは細胞で出る不要なゴミを回収してごみ焼却場である腎臓に送り届ける役割も果たしているということです。

血管の質が悪いと、血液が細胞にとどかなくなり、「栄養が足りない」「酸素が足りない」「ゴミが溜まっている」状態に陥ります。

栄養不足⇒新しく細胞をつくれない。
酸素不足⇒血色が悪くなる。
ゴミが溜まった状態⇒セルライトのように不要なものが溜まり続ける。

代謝の悪い体はどんどん劣化してしまうのです。

どんな血管が必要なのか

それはずばり、やわらかい血管です。そして、毛細血管がしっかりと張り巡らされていることが重要です。地球2周半の距離を保ち、赤ちゃんのように弾力のあるやわらかい血管が若さの秘訣です。

やわらかい血管とは?

血圧を測ったときの上と下の差が小さい血管です。

柔らかさを測る具体例

Aさんは「上が120、下が80」なので差が40です。
Bさんは「上が120、下が90」なので差が30です。

この場合は、Bさんの方が数が小さいので、Aさんよりも血管が柔らかいと判断できます。

正常範囲は50とされているので、70くらいの数値が出た場合は、かなり血管が硬くなっていると判断できます。

血圧は時間帯によって数字がかなりばらつくので、以下のポイントを押さえて計測するとよいですよ。

  1. 朝起きてトイレに行った後
  2. 2分ほど座って安静にする
  3. 1度測った後30秒以上置いて2回目を測る
  4. 1回目と2回目の平均値を出す(上と下それぞれ)

また血管の硬さは、年齢に比例して硬くなります。硬いと診断され始めるのは40歳なので、注意しましょう。

なぜ柔らかさが必要なのか?

血管というのは、ただのパイプではなく弾力がある管です。心臓から送られてきた血液は心臓の力だけで体をめぐるのではなく、血管の収縮によっても運ばれていきます。血管自体が細くなって血液を送り出す力を強くしたり、リラックスモードになったときは血管自体が太くなったりと、血管の太さは直径5ミリ!と太さが一定に決まっているわけではありません。

もしこの収縮性が失われ、血管が硬くなってしまうと、血液をうまく体に巡らせられなくなります。また、心臓から送り出された直後の激流が、硬い壁に衝突することとなり、血管はダメージを受けます。リラックスモードになろうとしても血管が広がらなず、なかなかリラックスモードになれないといった症状も出ます。

柔らかさを失ってしまうと、血管が破れたり、血液が詰まったり、心筋梗塞や脳出血の原因になるといった病気の元となるので、血管には柔らかさが必要です。

血管を硬くする原因

乱れた生活習慣

  • 喫煙
  • 肥満
  • 運動不足
  • 偏った食事
  • 糖尿病
  • 塩分の取りすぎ
  • 高コレステロール血症

喫煙は血管を収縮する作用があります。吸い続けると収縮しっぱなしになり、硬くなってしまいます。肥満や運動不足、脂ものをよく食べる生活をしていると、血液自体がドロドロになり、ドロドロの血液を送り出すのに労力が必要となります。血管自体も疲れて硬くなりますますし、血管の中に脂肪がたまり動きにくくなるとも考えられます。また、血管を破るわけにはいかないので、どんどん壁が厚くなって硬くなります。

若さと健康を維持する血管の作り方

若さと健康を維持するためには、血管を健やかに保つ必要があり、健やかな血管には2つの要素が大切です。

1つは「血管を長い状態で保つこと」。もう1つは「血管の柔らかさを保つこと」です。

血管の長さに関わる毛細血管を大事にする

血管で最も多いのは毛細血管と言われる細い血管です。

なんとなく「太い血管のほうが重要そうだなぁ」と思いがちですが、長さの割合からみると太い血管は全血管の1%にも満たず、なんと99%は毛細血管で占められているのです。体中の細胞に酸素や栄養素を届けているのは毛細血管なので、毛細血管はたくさんあることに越したことはないのです。

ところがこの毛細血管、60代になると20代に比べて40%も減少してしまいます。そして、血液が流れてこない時間が続くと不要と判断されても消滅してしまいます。

さらに恐ろしいのは、一度消えた毛細血管はほとんど復活しないという点です。(ゴースト血管は消える一歩手前の状態)

毛細血管を減らさないようにするためには、太い血管をしなやかに保つことや、毛細血管の存在する皮膚を温めて血流を促すこと。内臓を温めて体温を高く保つことが大切です。

血管の柔らかさを出す体操をする

血管の柔らかさを出すためには、血管をストレッチすることが有効です。

太い血管が通っている 太もも ふくらはぎの筋肉を重点的にストレッチすることで、血管も刺激されて柔らかくなります。また、下肢の太い血管には血管自体に筋肉の層があり、この筋肉の層自体もほぐすことができます。

そもそもなぜストレッチをすると筋肉が柔らかくなり、血流が良くなるのでしょうか。これには、ストレッチされた筋肉から生成される一酸化窒素が深く関係しています。
一酸化窒素は筋肉を緩める作用があり、筋肉が緩まると血管が広がり血流が増えるのです。

一酸化窒素を効果的に出すポイント

近年、ストレッチの効果を上げる方法が見つかりました。それは30秒の休憩をとることです。

ストレッチをしたら、次のストレッチを開始するのを30秒待ってください。生成された一酸化窒素が作用し終わってから、次のストレッチを開始することで、より効果的にストレッチの効果を得ることができますよ。

鍼灸で血流アップのサポートを受ける

ストレッチってそんなに難しくないんですが、体が固まってしまった人はそのストレッチさえも一人でするのは辛いんですよね。何を隠そう、私もストレッチするのも億劫です。ストレッチしたら体が軽くなるし、眠りの質もよくなるんですけどねー。(そんなに簡単にストレッチできるなら、こんな状況になってないっていう。)

そして、線維化してしまった年季の入ったコリは、ストレッチするだけではなかなか解消することができません。

そんなときにおすすめなのが鍼灸です。

特に凝り固まって血流をとどめている筋肉を、ピンポイントで取り除くことができますよ。ほんとに気持ちがいいんですね、これが。

鍼灸でアプローチできること

  • ストレッチでも伸びない筋肉のサビ取り
  • 全身の血流改善
  • ストレッチできる体つくり
  • 顔の筋肉にも直接アプローチ
  • 若返りのツボを刺激できる
  • 基礎体温の上昇

毎日ストレッチをして、鍼灸もプラスすると最強ですが、ストレッチが面倒な方は、鍼灸に任せるのもひとつです。

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まとめ

ストレッチの結果はおよそ2週間で出はじめるので、のんびり気長に継続していきましょう。大事なことは30秒のインターバルを置くことですよ。

また鍼灸は体の不調全般を解消し、本来の健康を取り戻すお手伝いができますので、健康で美しくありたいあなたと会えることを楽しみにしております。

ストレッチも難しくなっている体のサビ取りをしていきましょうね。大丈夫ですよ。