東洋医学の医療技術
メンテナンスで病院知らずの体を作る
鍼灸治療を受けたことのある日本人はすごく少なく、2割にも満たないってご存じでしょうか。
「痛そう、熱そう、得体が知れない、怖い」そんな理由から嫌煙している人もいれば、「鍼灸って何て読むの?」という人までいます。
今回は鍼灸の正しい認知のためのお話です。
鍼灸は全然怖くないし、気持ちが良いので、健康のために取り入れてみてください。
鍼灸は東洋医学という2000年の歴史を持つ医療学問の医療技術です。
髪の毛よりも細い針を刺して「くぅー、そこそこ!」という刺激を加えたり、もぐさと呼ばれる綿のようなものを燃やし、「(ホワッ)はぁ~深に届く~」と気持ち良く体を温めて治療ます。
筋肉が凝り固まっているところを狙ったり、ツボと呼ばれる治療点を狙ったりしますが、鍼灸師の中でも「経絡治療」を得意とする治療家は、体の不調の原因をつきとめて、気の流れを整えて治していきます。
鍼灸師は目に見えない世界を見る感覚の鋭い人で、鍼灸治療を受けた体は正常化します。
東洋医学は中国が発症で、中医学として日本に伝わってきました。その後、日本独自の発展を遂げて日本人らしい優しい刺激の鍼が確立されました。
近年は欧米でも鍼灸を受ける人が増えており、腰痛には鍼灸治療を取り入れるようなガイドラインがあります。保険適応もされるため現代の治療方法として確立されています。
欧米をはじめとして世界中に広がっている鍼灸治療は、世界基準があります。
私たち鍼灸師が使うツボ(361個)は、世界共通の場所に位置しており、日本の鍼灸師国家資格免許があれば、ニュージーランドで働くことや、世界を巡る豪華客船の船で働くことも可能です。
日本の鍼灸師の施術は丁寧で痛くないという理由から、豪華客船に乗り合わせる鍼灸師が日本人だと、乗客から喜ばれます。
適応範囲はかなり幅広いことがわかります。妊娠時のつわりや、がん治療の副作用の緩和なども鍼治療で効果を発揮できます。
実は「はり師」と「きゅう師」の2つの免許があって、両方持っている人が「鍼灸師」と名乗っています。(手続きが2倍かかるので出費がかさみます…。)
「鍼灸師」は国が認めている資格であり、法律が整備された安心できるブランドです。
そのため厚生労働省も鍼灸治療を「代替医療(医業類似行為)」として定めており、一部は保険も適応されます。
高校を卒業してから鍼灸師を志す人、社会人経験を積み異業種から転職する人、柔道整復師・整体・カイロプラクティックから鍼灸技術も習得したいと志す人などがいます。またエステ業界でも美容鍼灸の注目度が高いため、美容鍼のために専門学校に通う人もいます。
経験値や年齢がさまざまであることに加え、鍼灸治療の方法も奥が深く、治療アプローチも様々なので、自分に合った鍼灸師を見つけることが大切です。
当店では、脈診や舌診といった古典的な診断方法を取り入れ、経絡治療で気の調整を行います。また、現代医学も得意としており、背骨の隙間を狙ったり、コリの強い筋肉をぎゅっと収縮させて治療する、大変珍しい技術で治療しております。
万年治らない肩こり腰痛や、体中のサビを落としたいという方はこちらからご予約ください。
院長のプロフィールの詳細はベルカフェに掲載しています。
答えは、「痛くないし、熱くありません」です。
下手な鍼灸師は、痛みも熱さも出ることがありますが、近年は使われる道具の進化も著しく、最初にチクッとするくらいの痛みがあるかな?程度です。
紙で指を切る方がよっぽど痛いし、慢性の肩こり腰痛が治ると思えば喜んで受けたくなるくらいの痛みです。
鍼を刺すときにはチクッとすることがありますが、鍼を進めていくと、ズーンと重く、ぐーーーーと指で押し続けられているような感覚が体内で出てきます。このもみほぐしで押されたときの気持ちい刺激を「ひびき」と言います。
この響きが起きると、体はぐんぐんと治っていきますので、刺すだけで血液が集まって治ることで満足せず、その先の響きも楽しんでください。
筋肉が最も凝っているところを刺激すると、筋肉が驚いて「ビクッ」と収縮することがあります。これを単収縮と呼びます。
単収縮は響きよりもビックリする刺激ですが、面白いくらい一瞬で筋肉が緩みます。自分の意識にないところで体が反応するので、これもとても面白いです。
整体でボキッと鳴らすのが好きだったり、筋肉が固まって全然動かないという自覚のある人には大変おすすめです。
この単収縮を起こせる鍼灸師は少ないので、ホームページで確認してみて下さい。(私はできます、オホホ)
これ、気になる人多いと思います。
今どのあたりを刺しているのか、鍼灸師は分かっています。コリの親分まであと何ミリとか、骨と骨の隙間はここだ!とか。
そして、線維化して機能をはたしていない筋肉を刺した時は、「ジャリジャリ」という振動が指に伝わってきます。
ほかにも「ズルズル」と、体の悪いものが鍼に粘りついて離さない感覚もあります。
この不思議な感覚は鍼灸師にしかわからない面白さです。
鍼灸は法律で厳しく決まりができているため、整体のように堂々と看板を出すことが禁止されています。
そのため、鍼灸は謎のベールに包まれて、存在さえも知らない人が多い世の中になっていますが、自己免疫力が求められ、健康に年を重ねることがより良い人生を送るために不可欠となった現代において、鍼灸ほどふさわしい治療方法はありません。
どんなときに鍼灸院に通えばいいかも分からないとは思いますが、何でもない時でも元気にできるのが鍼灸ですから、自分のために勇気を出して鍼灸治療を経験してみてくださいね。
きっと、ジャリジャリする筋肉や、ズルズルと悪いものが溜まっていると思いますよ。
健康と美のある生活を取り入れたいと思うあなたからのご連絡をお待ちしております。一緒に体の不要なものを取り除いていきましょう。大丈夫ですよ。